2018.06.07

戸建の日当たりについて

スタッフからのお知らせ・日記



戸建の日当たりについて

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戸建てを購入するときや建てる時、何を気にしますか?多くの方が、価格や立地を重視しているのではないでしょうか。駅が近かったり、子供の学校が近かったりすれば、便利ですし安心して暮らすことは出来るかもしれません。価格も月々のローンを考えたら、できるだけ抑えたいですよね。しかし、戸建ての住みやすは、間取りや日当たりも関係しているのです。

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■南向きの戸建てのメリット・デメリット

風水では、南は火のパワーを持っているそうです。南側をリビングにすると、家族運が良くなると言われていますよ。ちなみに、南と相性が良いカラーは、赤・オレンジ・ピンクだそうです。

《メリット》
・リビングが明るくなる
・湿気がこもりにくい
・真夏は太陽が垂直で高い位置にあるので、部屋の奥まで日差しが侵入してこない
・冬の日中でも長時間部屋に日差しが入る
・洗濯物が乾きやすい


《デメリット》
・フローリングや家具などが日焼けしやすい
・南向きの戸建ては人気があるので比較的高めに価格が設定されている
・建物の前に大きなマンションや家が建ってしまったら、日当たりが悪くなる

日差しがたくさん差し込むので、他の方角を向いている戸建てよりも、夏の時期は冷房を使う機会が多くなるかもしれません。

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■北向きの戸建てのメリット・デメリット

では、次は北向きの戸建てのメリットとデメリットを見てみましょう。

《メリット》
・日が当たらないので、フローリングや家具などが傷みにくい
・夏の時期は室温が上がりにくい
・昼間の時間帯に家に誰もいないご家庭には、日当たりはあまり関係ないかも
・日当たりが悪い分、価格が安いことが多い

《デメリット》
・湿気がこもりやすい
・日が当たらないので、冬の時期は寒い
・曇りの日や冬場は薄暗い
・北隣の建物の窓からの視線が気になることも

北向きの家は、比較的価格が安く設定されているので、住まい選びのポイントとしては大きいかもしれませんね。

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■日当たりがよい家を探すときのチェックポイント

まず、部屋を使用する時間帯や目的を簡単で良いので整理してみましょう。テレビを見る、本を読む、洗濯物を干す、手芸などの手作業をするなど、過ごす時間と目的で、部屋の明るさがどのようなら快適なのかが、変わってくるのではないでしょうか。
そこで、日当たりが良い家を探すときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。

まずは間取りをチェックしましょう。南向きだと日当たりは良好ですが、南に大きな建物があったら日差しはあまり入ってきません。そのため、間取りだけでなく、周辺の環境や状況も合わせて確認しておくことがオススメです。
また、近所に大きな空き地がある場合も要注意。数年後に大きな建物やマンションの建築予定がないかも、事前に確認しておきましょう。

もし、気に入った戸建てや土地が南向きでなかったり、南向きの家を建てるのに適していなかったりした場合は、午前・午後・夕方など、とくに西日が強い時間帯など、時間をずらして1日に何度か日当りのチェックをしに訪れましょう。

それから、窓のチェックも忘れずに!窓が大きいと日差しもたくさん入ってきます。南側やリビングのある部屋の窓は大きく作られていますか?ぜひ部屋の中に届く光の量もチェックして、快適に過ごせるかシュミレーションしてみましょう。

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■日当たりが悪い戸建てを住みやすくするには?

気に入った戸建ての日当たりが悪そうだったり、住んでみたら日当たりが悪かった!という場合でも、少し工夫して日当たりの悪さをカバーしましょう。

・風通しを良くする
・照明を変えてみる
・インテリアや内装を変える
・部屋の使い方や過ごし方を変える
・リフォームする

日当たりが悪いと湿度が高くなるので、風通しを良くして湿度を低下させましょう。風向きを考えて窓を開けたり、換気扇を利用すればOK。ジメジメすると気分も優れませんし、シックハウス症候群の引き金にもなりかねません。

また、昼間の部屋の薄暗さが気になる場合は、照明やインテリア・内装を変えてみるのもおすすめです。ホワイト系のカラーにすれば、照明が反射して、部屋全体をより明るく見せる効果が期待できますよ。

次は、過ごし方を変えることで、日当たりの悪さによるストレスを減らしてみるのはいかがでしょうか。例えば、よく使う部屋が暗い場合は、他の部屋を昼間過ごす部屋として利用してみるのも一つの方法です。自分の家なので、好きな様に利用してOKですよ。

最後は、吹き抜けをつくったり、窓を増やしたり、間取りを変えたりなどの、リフォームをする方法もあります。日当たりの悪い家を住みやすい家に変えられるように、家を建てた住宅メーカーや工務店に相談してみましょう。





いかがでしたでしょうか。日当たりのよい戸建ては家族みんなが心地よく暮らせそうですね。心地よいリビングなら自然とみんなが集まって、団欒する機会も増えるのではないでしょうか。また、日当たりが悪いと体内時計も狂いやすいそうです。とはいえ、北向きの戸建てにも、価格が安い・真夏でも南向きの家より室温が上がらないなどのメリットはあるので、ライフスタイルによって、自分たちにはどの方角の戸建てが合っているのか、ぜひ一度ご検討ください。