2018.06.07

戸建のリフォームはマンションと比べて割高?

スタッフからのお知らせ・日記



戸建のリフォームはマンションと比べて割高?

「庭付き一戸建てが欲しいけど、ローンを返せるか不安」「戸建ては諦めてマンションを購入しようかな」など考えている方も少なくないはず。しかし、今は価格の安い中古住宅をリフォームやリノベーションをして住む方も多くなっているようですよ。そこで今回は、戸建てのリフォームとマンションのリフォームを比較してみました。

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■一戸建てのリフォーム費用の相場

一戸建てをまるごとリフォームした時にかかる費用は、250〜1250万円くらいと言われています。住みながらリフォームする場合は、仮住まいを手配する必要も出てきます。その場合は、仮住まいの家賃、引越し費用がかかることも忘れないでくださいね。
では、戸建てのそれぞれの場所のリフォーム費用の相場を見てみましょう。

<キッチン>
目安価格帯:〜150万円。
ガスコンロからIHに変えたり、壁付きのキッチンから対面式のキッチンに大改造したりと、キッチンを変えることで、便利で快適な生活が送れます。綺麗で明るいキッチンは気持ちも前向きになりますね。また、IHにすることで火事などのリスクも軽減されるため、ご年配の方にも喜ばれます。

<浴室・お風呂>
目安価格帯:80〜140万円。
古くなったお風呂や、カビ等で汚れてしまっているお風呂をリフォームするだけでなく、寒かったお風呂場に、ヒートショック対策として暖房換気乾燥機を設置するなどのリフォームも人気です。

<トイレ>
目安価格帯:10〜40万円。
節水タイプのトイレに変えたり、手荒いカウンターや手すりをつけるなどのリフォームで、より使いやすいトイレになります。

<外壁>
目安価格帯:60〜150万円。
外壁のリフォームは、塗り替えるタイプとサイディングにするタイプがあります。足場をかける費用も発生するので、屋根のメンテナンスやリフォームをお考えであれば、一緒にリフォームしてしまいましょう。


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■マンションのリフォーム費用の相場

次は、マンションのリフォーム費用についてです。
マンションをリフォームする時に気をつけたいのは、建物の構造や、水まわりを動かせる範囲に限界があるということ。そのため、戸建てより制約があるので、リフォームの費用相場は変動します。
マンションの全面リフォームは300〜700万円ほどと考えられているようです。中古マンションを購入して好みの家に改造するのも楽しそうですね。

<リビング>
目安価格帯:〜100万円。
リビングは思い切って好みの間取りにリフォームする方もいるようです。
例えば、天井や間仕切りの壁を解体して、天井の高さが3mにもなるリビングにした人も!3DKのファミリータイプのお部屋を、広々とした1LDKの間取りにするのもありですよ♪このタイプは若年層に人気のリフォームなのだそう。


<ダイニング>
目安価格帯:〜60万円。
ダイニングをリフォームして、動線や使い勝手をよくすれば、もっと心地のよい空間に。マンションは制約も多く、特に水回りは出来ないこともありますが、専門的な知識が豊富なリフォーム会社に相談すれば、良い方法が見つかるはず♪お部屋の雰囲気に合うカラーを選んだり、気になるキッチンや収納に目隠しをしたり、食器棚をオーダーで作ってもらうなど、ガラリとイメージを変えて楽しむこともできますよ。

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■中古の戸建てのリフォームのポイント

・戸建ては間取りの変更がしやすい傾向にありますが、プレハブ工法や2×4工法で立てられている間取りの変更は難しくなるので、プランを立てる際は、注意しておきましょう。
・上の章でも書きましたが、リフォーム中に住む仮住まいの費用や、引っ越し代など、リフォーム費用以外の出費がかかることも忘れずに。
・建築基準法に反しない様に、建ぺい率や容積率を確認しておきましょう。
・平屋から二階建てに階数を増やしたり、建物の半分以上をリフォームするなど、大規模なリフォームを行う場合は、役所に建築確認申請を提出する必要があるので、リフォームプランを立てたら確認してくださいね。
・省エネや耐震、バリアフリー目的で行うリフォームは、国や地方自治体から助成制度を受けられることがあります。リフォームを行う前に補助が受けられるのか確認しましょう。

また、最初からリフォームを目的として中古の戸建てを探す時は、劣化具合をチェックしておくことも大事なポイントです。
ドアやサッシ、収納の扉など、動かせるものは実際に動かし、床の傾きや凹みを見つけるためにも、素足で歩いてみるのも良いでしょう。
床下収納庫や洗面所の下、浴室やクローゼットの天井にもある点検口なども、不動産会社の人に伝えて外してもらい、水漏れやカビが発生していないかも確認できると良いですね。
建物の周りを一周して、基礎コンクリートと外壁に、クラックなどの異常やひどい汚れがないかも合わせてチェックしておきましょう。




戸建ては、耐震リフォームで地震に強い家にしたり、外壁や屋根のリフォームで見た目を好みの家に変えたりと、全体にも部分的に行うことが出来ます。また、中古住宅は20年以上経過すると、建物の金額が0円に近くなるようなので、安く中古住宅を購入してリフォームして住むという方法も、今の時代、かしこい選択なのかもしれませんね。